『本当に大切なもの』

ここに面白い話があります。古代神話です。

むかし、悪魔がある町に現れて、
「今日から、お前たちのものをすべて俺がうばい取ることにする。しかし悪魔にも情けはある。たった１つだけ、お前たちが残しておいて欲しいものだけは見逃してやる。明日までに残しておいて欲しいものを１つだけ書き出せ。それ以外のものは一切、俺がうばい去るからな。」
と言い残して、悪魔がひとまず立ち去った。

さぁ、町の人はてんやわんやの大騒ぎ。
「私はお金だ」
「俺は食いものだ」
「私は、家だ」
「いや、私は名誉だ」
「私は宝石よ」
とそれぞれいろいろなものを書き出した。

あなただったらどうしますか？何を書きますか？悪魔はたった１つだけしか見逃してくれないですよ。

さてさて一夜明けてみると、その町にはなんと、たった１人の人間だけしかいなくたっていたとさ。

もうわかったですね。お金だ、家屋敷だ、やれ宝石だ、やれなんだと書き出した人々は、もっとも肝心な「命」を忘れていたんです。たった一人だけが、「命」と書いていたので生き残ったというお話です。

自分の人生をおごそかに考えてみると、まずは命があるということに感謝しなければ罰が当たります。

ではトミシンから１つ質問です。

ちょっとだけ優しい悪魔があなたの部屋に現れて、
「明日までに「命」以外に残しておいて欲しいものを１つだけ書き出せ。それ以外のものは一切、俺がうばい去るからな。」
と言い残して、悪魔がひとまず立ち去った。

さぁ、あなたは何を書きますか？