『おじいちゃんの書き置き』
〜受けつぐこと〜

私は母から生を受けた
母は私のいのちを守り
わが身を削ろうとも
私の未来を祝福した

母の愛に 私は報いたか
母の期待に 私はこたえたか
母が言いたかったことを 言えたか
したかったことを なしとげたか

私の今が いかに不完全であろうと
母が私を 責めることはないだろう
だから 私はいつも
いのちあるかぎりの 勇気を貰うのだ